クアオルト健康ウォーキング
クアオルト健康ウォーキングとは?
クアオルト(Kurort)とはドイツ語で、クア(Kur)「治療・療養、保養のための滞在」とオルト(Ort)「場所・地域」という言葉が合わさった言葉で、「療養地」という意味になります。
ドイツでは、国が認定した特別な地域(基本的には自治体)で、次の4つの療養要因で医療保険が適用される地域のことを指します。
4つの療養要因とは、治癒、緩和、予防に効果のある自然の治療薬を言います。その療養要因は、土壌、海、気候、クナイプ式があります。
温泉がある地域では、土壌(温泉)を活用したクアオルトが行われ、海辺に近い地域では、海風や海水を活かしたクアオルトが行われています。
※ クナイプ式は、クナイプ牧師が、罹患した結核を自分で治癒した手法を体系化したもので、水療法・運動療法・食餌療法・植物療法・秩序療法の5本の柱になり、自然の力を利用して自らの治癒力を高める治療手法です。
ドイツのクアオルト(療養地・健康保養地)で治療として利用されている「気候性地形療法®【地形療法(戸外の運動療法)+冷気と風の活用(気候の要素)】」の手法を用い、日本の気候に適合させたウォーキングが「クアオルト健康ウォーキング」です。
クアオルト健康ウォーキングで得られる効果
クアオルト健康ウォーキングは、生活習慣病の予防や改善、認知症予防、メンタルヘルス向上、仕事の能率アップなど、さまざまな効果が期待できます。
また太陽の光を浴びながらクアオルト健康ウォーキングを行うことで、セロトニンという心の安定に不可欠なホルモンが増え、快眠につながるともいわれています。
クアオルト健康ウォーキングの特徴
クアオルト健康ウォーキングのポイントは「がんばらない(運動リスクの軽減)」、「冷たくさらさら(運動効果が倍近くに)」です。
個人の状態に応じて無理なく歩き、汗をかいたり暑くなったりしたら袖をまくるなどして汗を蒸発させます。
【目標心拍数】主観的感覚で「ややきつい」
●心拍数の目安は「160-年齢」(運動強度の55~60%)
はじめはゆっくり、慣れてきたら「160-年齢」を目安に、歩く速さを調整します。
※運動を常にしているかたは「180-年齢」、血圧を下げる薬を服用しているかたは「160-年齢」からさらに10%~20%減らします。
【体表面温度】主観的感覚で「やや冷える」
●「平均より2度」下げる
体温調整できるように薄い服の重ね着がおすすめです。
時々腕に触れ、歩行中も汗が蒸発して「冷たくさらさら」な状態の肌を保つ様に歩くことで、運動効果が増強(2倍近く)すると言われています。
詳しくは下記ページをご参照ください(日本クアオルト研究所のページに移動します)
妙高市にある「クアの道」
妙高市は、ドイツ南部の高原・山岳地域に類似している気候要素といわれており、クアオルト健康ウォーキングの専門コースとして認定された「クアの道」が2コースあります。
1つはロッテアライリゾートの敷地内にある「フォレストウォークコース(フォレストウォークコース (PDF 1.52MB))」、もう1つは妙高戸隠連山国立公園内の「笹ヶ峰コース(笹ヶ峰コース (PDF 1.74MB))」です。
これらのコースは「太陽生命クアオルト健康ウォーキングアワード2021」を受賞しています。
クアオルトコースマップ
利用可能期間であれば申込み不要でコースを歩くことができます。
また専門のガイドが同行することも可能なので、初めてのかたでも安心して歩くことができます。
◆ガイドのお申込みはロッテアライリゾートへ
ガイドのお申込みについて、詳細はロッテアライリゾートのページをご覧ください。(ロッテアライリゾートのページへ移動します)
クアオルト健康ウォーキング紹介パンフレット (PDF 2.17MB)
関連ページ
●日本クアオルト協議会
https://japankurort.jp/member/myoko/
●新潟県妙高市にクアの道®オープン - 日本クアオルト研究所(2023年)
https://kurort.co.jp/news/myoko/
●「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード2021」受賞