平成16年度に本県をはじめとする日本海側を中心に原因不明の急性脳症事例が多発し、発症者にスギヒラタケの摂取歴がありました。また、平成21年10月にも因果関係は不明ですが、本県においてスギヒラタケの摂取歴のあった急性脳症の患者が発生しています。
未だ原因の解明には至っていないものの、農林水産省の委託研究において、スギヒラタケの成分が急性脳症発症の原因となる可能性を示唆する研究成果も報告されています。
急性脳症との因果関係が否定できないことから、県では、本年も引き続き、スギヒラタケを摂取しないように注意を呼びかけています。
市内直売所においても、スギヒラタケの販売の自粛について呼びかけを行っています。市民の皆様におかれましても、スギヒラタケを摂取することのないよう、お気を付けください。
<スギヒラタケについて>
スギ、マツ等の針葉樹の切り株や樹木に主に8月から10月頃にかけて発生し、下の写真のように、傘が2~6㎝程度の大きさの耳形または扇形の白いきのこがいくつも重なり合って群れて生えるのが特徴。