例年、秋になると誤って毒きのこを食べたことによる食中毒が多発しています。
そのため県では、9月1日から11月中旬までを「毒きのこ食中毒予防強化期間」と定め、県民に注意喚起を行っています。
新潟県「にいがた食の安全インフォメーション」
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/01consumer/con02/con02_03/con02_03_01.html
1きのこによる食中毒を予防するために…基本の心がまえ
2「毒きのこ食中毒予防強化期間」中の県の取組
県の広報テレビ番組や新聞のお知らせ欄のほか、スーパーマーケット等の店頭に設置された掲示板でのお知らせ等により、毒きのこ食中毒の予防情報を発信します。
3きのこによる食中毒 県内発生ワースト3
第1位ツキヨタケ
特徴 |
・柄(傘のつけ根)の肉の内部に黒いシミがある。(ないものもある) |
症状 | おう吐、腹痛、下痢 |
間違いやすい 食用きのこ |
・シイタケ ・ヒラタケ |
第2位ドクササコ
特徴 |
・傘や柄は淡橙色~茶褐色。 |
症状 | 手足の先が赤くはれ、焼け火箸を刺すような激痛が一ヶ月以上続く。 |
間違いやすい 食用きのこ |
・ナラタケ |
第3位クサウラベニタケ
特徴 |
・成熟すると、ヒダ(傘の裏側)が肉色になる。 |
症状 | はげしい吐き気、おう吐、下痢 |
間違いやすい 食用きのこ |
・ウラベニホテイシメジ |
4その他(スギヒラタケの摂取に関する注意)
平成16年度に本県をはじめとする日本海側を中心に原因不明の急性脳症事例が多発し、発症者にスギヒラタケの摂取歴がありました。また、平成21年10月にも因果関係は不明ですが、本県においてスギヒラタケの摂取歴のあった急性脳症の患者が発生しています。
未だ原因の解明には至っていないものの、農林水産省の委託研究において、スギヒラタケの成分が急性脳症発症の原因となる可能性を示唆する研究成果も報告されています。
急性脳症との因果関係が否定できないことから、県では、本年も引き続き、スギヒラタケを摂取しないように注意を呼びかけています。
市内直売所においても、スギヒラタケの販売の自粛について呼びかけを行っています。市民の皆様におかれましても、スギヒラタケを摂取することのないよう、お気を付けください。
<スギヒラタケについて>
スギ、マツ等の針葉樹の切り株や樹木に主に8月から10月頃にかけて発生し、下の写真のように、傘が2~6センチメートル程度の大きさの耳形または扇形の白いきのこがいくつも重なり合って群れて生えるのが特徴。
農林水産省ホームページ
https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/sugihira_take.html