食推は、市からの委託事業のほか、地域行事への参加や健康づくり、食育に関する自主的な活動を行っています。ここでは活動の内容や様子を各地区ごとに紹介します。
地域活動の様子は広報紙「きっちん」にも掲載していますのでそちらもぜひご覧ください。
新井分会
和田 国賀
【元気茶屋】
3月3日、雛祭りの日に『元気茶屋』を開催しました。4年ぶりの開催でしたが、食推が中心となり、30人分のお弁当を作りました。お弁当の中身は、ちらし寿司・車麩や大根・さつま揚げの煮物・ほうれん草の和え物・スパゲティサラダ、そして漬け物、おぼろ豆腐の汁物も作り、デザートはイチゴと桜の大福です。沢山の若いお母さん達からも手伝っていただき、無事作り終えました。本当に美味しく出来ました。名付けて、『桜弁当』です!
【たけのこ汁を味わう会】
6月9日、たけのこ汁を味わう会が行われました。当日は有志五人の方が、夜明け前に志賀高原方面へたけのこを採りに行ってくれました。
子供会の親子で皮をむき、そして食推メンバーが調理を担当しました。大釜で煮るので、じゃがいもと玉ねぎは大き目に切り、味噌は用意した2キロでは少し足りない位でした。子供達も約70人参加してくれて大成功でした。
【防災訓練】
7月7日、防災訓練が行われました。食推は炊き出しで、恒例の薪を使った釜炊きのご飯と、初めてビニール袋でご飯を炊くのに挑戦しました。まず研いだ米1合に同量の水を入れ、空気を抜きながら上の方でしっかり結びます。鍋に湯を沸かし、このとき非常時では川の水を使用する設定ですが、今回は水道水に食紅で色を付けて、失敗しても食べられるようにしました。
お湯が沸騰したら、25分~30分間中火でビニール袋ごと茹でます。その後鍋から上げて、10分程度蒸らします。ビニール袋はアイラップを使用。アイラップは1重と2重の2種類作りました。合計で1升分のビニール袋ご飯です。
出来上がりは、大大大成功でした。食紅が染み込む事無く、とても美味しく出来上がりました。後は釜のご飯とビニール袋ご飯でおにぎりを作ると90個くらい出来ました。初めてのビニール袋ご飯でしたが、緊急時に役立つ勉強になりました。
姫川原
【元気茶屋】
6月19日、姫川原コミュニティセンターにて、元気茶屋出前講座「ロコモ健診+リハビリ健康講座」が行われました。
ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略で、足腰の筋力やバランス力が低下することで、移動機能が低下した状態を指します。ロコモの問診と立ち上がりテスト・最大二歩幅、二つのテストの結果によってロコモ度を判定します。15人の参加者からは、自身の判定について驚きと、今後の意識付けができたとの声が聞こえました。
リハビリ健康講座では、柔道整復師の先生より「寝床で行う健康体操」が行われ、筋肉の名称・方言を交えた説明では、参加者の笑い声が上がりました。今回の出前講座は、私にとって有意義な時間を過ごすことが出来ました。
【SDGs出前講座】
7月14日、姫川原コミュニティセンターにてSDGsについての出前講座が開催されました。
皆さんはご存知かもしれませんが、私は正直ほとんど知りませんでした。貧困をなくす、飢餓をゼロに、全ての人に健康と福祉をなど、17の項目をもとに世界中で取り組まれている活動であること。そして、妙高市も国から未来都市等の選定を受け、自然を活用しながら保全と回復に努めていることなどを知ることができました。地球温暖化の状態はもう終わり、沸騰時代になっています。
これからの子供達のために、項目の1つである環境について今一度考え、二酸化炭素を減らす努力をしようと思いました。参加して本当に良かったです。
斐太南・斐太北
【バランス食普及事業】
6月23日の斐太地区体育大会で、斐太の南北食推で初めてバランス食普及事業として、フードモデル展示とパンフレット配布を計画しました。
残念ながら大会は中止になりましたが、片付け作業に入る前に約50人のスタッフを対象に、バランス食やジュースモデルを見てもらい、バランス食のタンパク質やご飯の一日の摂取分量が変わったことなどを説明。またジュースモデルでは、スポーツドリンクの砂糖量の認識度が高く、気をつけている人が多いことがわかりました。野菜ジュースの糖質量については直接見ることができて良かったと感想を頂きました。
話しを聞いて頂いたスタッフの皆さんへの感謝と共に、この事業を通して各地域の皆さんとお話できて良かったです。
妙高分会
【健康な体を保つための食事と健口のお話】
3月21日、妙高保健センターにて、じょんのび茶会を開催しました。 バランス食のシートに沿ってフードモデルを見ながら、食事量や塩分の取り過ぎに注意するように説明しました。今回の参加者は年配のかたが多く、今までの食生活を変えることが大変だから、減塩食品等を活用していきたいとの話が聞かれました。「健口」の話では、口を動かすことが健康に繋がるので、家族や友人達とお喋りをして、笑って過ごしましょうと。また、ラジオ体操や脚全体をさすることで血行が良くなることをお話しました。これらは一生続けたい運動ですね。
【小学校親子活動で笹寿司作り】
12月1日、食推2名で新井南小学校の親子活動のお手伝いをしました。参加者は親子と先生で13人。親御さん達も自分で作るのが初めてということで、昔から新井南部地域で作られている一般的な具材を説明しました。「家でも親子で作りたい」「良い伝統食ですね」等の感想が聞かれ、久しぶりにこども達との活動ができて私達も楽しかったです。
妙高高原分会
【高原分会調理実習】
例年ですと、妙高高原保健センターの実習室で調理実習を行うのですが、今回は信濃町の『そば処 たかさわ』さんで蕎麦打ち体験を行いました。3名の講師のかたが、手取り足取りとても親切に教えて下さいました。見よう見まねでなかなか講師のかたの様にはいきませんでしたが、それぞれ楽しそうに個性的な蕎麦が打ち上がりました。(22名の参加で4人1班)そしてプロの蕎麦の茹で方を惜しみなく伝授して頂き、美味しいお蕎麦が茹で上がりました。
注文した天ぷらは予算の都合で小さいと伺っていましたが、野尻湖のモエビ、黒姫のとうもろこし等、地元感満載で大満足の昼食となりました。 ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。
赤倉温泉
【バランス食普及事業】
毎年、赤倉温泉区の総会でバランス食普及事業を行わせていただいています。出席者の8割が男性を占めます。 お食事作りは女性が担っている家庭が多いようですが、男性に食の話を聞いていただくよい機会だと思い、熱弁しています。
赤倉という地域柄、お商売をされているかたが多くいらっしゃいますので、忙しい冬は特に夕食が遅くなってしまうようです。お酒も進みますよね。今回はアルコールモデルを展示して、皆さんにご覧いただきました。 反応がすぐに返ってきて、飲み方を見直した方がいいねとのお声もいただきました。 口に入れる物はいつでも何でもいいという訳ではありません。健康でいるためには工夫が大切ですね。