予防接種は、病気に対する抵抗力(免疫)をつくり、感染症予防のために行います。
大切な健康を守るため、予防接種の種類や時期、方法などについて説明をよく読んで、適切な時期に予防接種を受けましょう。
定期予防接種
予防接種について
1)A類疾病
主に集団予防、重篤な疾患の予防に重点を置いたものです。本人(保護者)に努力義務があり、国からの接種勧奨があります。
ロタウイルス感染症、B型肝炎、Hib感染症、小児肺炎球菌感染症、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、結核(BCG)、麻しん、風しん、水痘、日本脳炎、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症
2)B類疾病
主に個人予防に重点を置いたものです。本人(保護者)に努力義務はなく、国の接種勧奨もありません。
季節性インフルエンザ、高齢者肺炎球菌感染症、高齢者新型コロナウイルス感染症
※小児に対する季節性インフルエンザの予防接種は任意接種となります。
予防接種の受け方
1)A類疾病
出生届や転入時に配布している予防接種予診票や冊子「予防接種と子どもの健康」、個別予防接種受入医療機関名簿を参考にしてください。
予防接種は、全て個別接種で委託医療機関において実施しています。
受け方を理解し、適切な時期に接種しましょう。接種スケジュールについては、かかりつけ医と相談しましょう。
2)B類疾病
全て個別接種で委託医療機関において実施しています。
予診票は各医療機関に設置されています。
接種前にかかりつけ医にご相談ください。
接種の流れ
- 市が委託した医療機関での個別接種です
- 接種の前に医療機関に予約をしてください
- 接種可能な日や接種時間などは、医療機関によって異なりますので、予約の際に医療機関に確認してください
接種に必要なもの
1)A類疾病
- 母子健康手帳
- 予診票
2)B類疾病
- 自己負担金
- 予診票(各医療機関にあります)
異なる種類のワクチンを接種する場合の接種間隔
予防接種で使用するワクチンには、生ワクチン、不活化ワクチンがあります。
令和2年10月1日から、定期接種実施要領の改正に伴い、異なるワクチンの接種間隔について見直しがされました。
異なる種類のワクチンを接種する場合の接種間隔
- 注射生ワクチンの接種後、27日以上の間隔をおかなければ、注射生ワクチンの接種を受けることはできません。
- それ以外のワクチンの組み合わせでは、前のワクチン接種からの間隔に関わらず、医師が認める場合、次のワクチンの接種を受けることができます。
- 接種から数日間は、発熱や接種部位の腫れなどが出ることがあります。ルール上接種が可能な期間であっても、必ず、発熱や接種部位の腫れがないこと、体調が良いことを確認し、かかりつけ医に相談のうえ、接種を受けてください。
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※注射生ワクチンを接種後、注射生ワクチンを接種する場合は、27日(4週間)以上の間隔が必要
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※注射生ワクチンを接種後、経口・経鼻生ワクチン、不活化ワクチンを接種する場合は、接種間隔に制限はありません
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※経口・経鼻生ワクチンを接種後、次のワクチンを接種する場合は、接種間隔に制限はありません
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※不活化ワクチンを接種後、次のワクチンを接種する場合は、接種間隔に制限はありません
同じ種類のワクチンを複数回受ける場合の接種間隔
- ワクチンごとにそれぞれ決められた接種間隔がありますのでご注意ください。
委託医療機関以外の病院での接種
里帰り出産などの特別な事情がある場合は、委託医療機関以外の病院でも接種できます。
ただし、事前の確認や手続きが必要となります。接種前に必ず健康保険課または各支所までお問い合わせください。
新潟県内の医療機関の場合
- 接種を希望する医療機関に「住所は妙高市にあるが無料で接種できるか」ということを確認してください。
- 接種ができる場合は、病院の指示のもと接種してください。
- 接種ができない場合は、新潟県外で接種する場合と同様の手続きが必要となります。
新潟県外の医療機関の場合
- 「予防接種実施依頼書」の発行にあたり、事前に「予防接種実施依頼書発行申請」が必要となります。
- 妙高市長から接種先自治体の長(または医療機関の長)宛てに「予防接種実施依頼書」を発行します。
- 接種費用を自己負担した場合は、接種日より6カ月以内に、「予防接種助成金交付申請書兼請求書」を提出してください。
- 後日、「予防接種助成金交付(不交付)決定通知書」を送付します。
日本脳炎(特例措置対象者)の予防接種について
日本脳炎の予防接種後に重い病気になった事例があったことをきっかけに、平成17年度から平成21年度まで、日本脳炎の予防接種の積極的な接種勧奨を差し控えていました。その後新たなワクチンが開発され、現在は日本脳炎の予防接種を通常通り受けられるようになっています。
接種勧奨を差し控えていた時期に接種機会を逃した、平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれた方は、20歳に至るまでの間、不足分の予防接種を無料(全額公費負担)で接種できます。
母子健康手帳などで接種回数を確認し、不足分の予防接種を受けましょう。
対象者
平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの方で、日本脳炎の接種回数が不足している方
※日本脳炎の接種回数は、合計4回(1期初回2回、1期追加1回、2期1回)となります。
今後の接種スケジュール
過去の接種回数によって今後の接種回数や接種間隔が異なります。過去の接種分を含め、合計4回になるように残りの回数分を接種してください。
関連リンク
HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種について
国の通知に基づき令和4年度から接種を再開しております。
また、公費での接種機会を逃した平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性を対象に、キャッチアップ接種を実施しています。
公費で接種できる期間は、令和7年3月31日までとなりますのでご注意ください。