光化学スモッグについて
- 工場、事業場、自動車などから大気中に排出された窒素酸化物と炭化水素は、
太陽光線に含まれる紫外線を受けて化学反応(光化学反応)を起こし、
「光化学オキシダント」と総称されるオゾン、アルデヒドなどの酸化性物質に変質します
- 気象条件によっては、この光化学オキシダントがたまって白くもやがかかったような
状態になることがあり、この状態を「光化学スモッグ」と呼んでいます。
風とともに汚染物質を含んだ空気が移動するので、特に大きな発生源がなく、
二酸化窒素など他の汚染物質の濃度が低い(大気汚染のない)地域でも発生します
- 光化学スモッグは、春から夏にかけて、気温が高く、日差しが強く、風があまりない
ような日に高濃度になります
- 高濃度のオキシダントは人(特に子どもや高齢者)の目や呼吸器などを刺激して
健康被害が発生する場合があります
光化学スモッグ注意報等の発令について
- 光化学スモッグによる健康被害を防ぐために、新潟県が注意報等を発令します。
発令区分 | 発令基準 |
注意報 | 光化学オキシダント濃度の1時間値が 0.12ppm 以上となり、 気象条件からみてその状況が継続すると認められるとき |
警報 | 光化学オキシダント濃度の1時間値が 0.24ppm 以上となり、 気象条件からみてその状況が継続すると認められるとき |
重大警報 | 光化学オキシダント濃度の1時間値が 0.4ppm 以上となり、 気象条件からみてその状況が継続すると認められるとき |
- 妙高市は、上越市とともに、発令地域名「上越地域」と県から指定され、
大崎測定局(市内大崎町)、深谷測定局(上越市大字三ツ橋)、
西福島測定局(上越市大字黒井)における濃度が基準に達した場合に発令されます
光化学スモッグの情報はこちらから
- 新潟県ホームページ・環境にいがた
…注意報発令の基準等をお知らせしています - 環境省大気汚染物質広域監視システム そらまめくん
…測定局の光化学オキシダントの濃度をお知らせしています
*注意報等が発令された場合には、防災行政無線、市ホームページ「市役所からのお知らせ」
「みょうこう安全・安心メール」でお知らせします
注意報等が発令されたら
<被害を防ぐために>
・お子さんやお年寄りなどは、できるだけ屋外での運動を避け、
なるべく室内に入ってください
<原因となる汚染物質を減らすために>
・地域内の工場、事業場は、ばい煙量の減少にご協力ください
・不要、不急な自動車の使用は控えてください
万一被害が生じたら
・光化学オキシダントによると考えられる被害として、以下の症状があります
「目が痛い、かゆい、チカチカする、充血する、涙が出る」
「のどが痛い、いがらっぽい、咳が出る」「息が苦しい」
・注意報が発令されたからといって直ちに被害が発生するものではありませんが、
もしこのような症状が生じたら、水道水で洗眼やうがいをし、室内で安静にしてください
・症状がよくならないとき、呼吸困難やけいれんがあるときは、医師の診察を
受けてください
また被害が生じたら、妙高市環境生活課までお知らせください