児童虐待に関する相談は、全国で増え続けています。子どもの命が奪われる事例も年間50件を超え、今も1週間に1人の子どもの命が失われています。市でも、令和7年度に7人の子どもが虐待を受ける事例がありました。11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」期間です。子どもやお父さん、お母さん、周りの家族全員の笑顔を守り、安心して子育てをしていくために「児童虐待」について考えてみましょう。
※オレンジリボン運動は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。オレンジリボン運動を通して子どもの虐待の現状を伝え、多くのかたに子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています
児童虐待とは
身体的虐待
殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、熱湯をかける、戸外へしめだすなど
性的虐待
子どもへの性的行為、性器や性交を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなど
ネグレクト(育児放棄・怠慢)
乳幼児を残したまま外出する、学校に登校させない、病院に連れて行かないなど
心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間差別、子どもの面前での家族への暴力行為など
虐待がもたらす子どもへの悪影響
保護者から、暴言や暴力などの虐待を受けていた子どもは、 全く受けていない子どもに比べ「落ち着きがない」「約束を守れない」「集中できない」「我慢できない」「感情表現ができない」「集団行動ができない」「非行を繰り返す」などの行動問題のリスクが高まることが研究から分かっています。
虐待は保護者の「SOS」かも
自分では、しつけと思って日々子どもに接していても、しつけが行きすぎると虐待になることがあります。虐待は「いつでも」「どこでも」「誰にでも」起こりえるものです。子育てする親の悩みや困りごとが虐待につながらないように、 社会全体で支える働きかけが必要です。
もしかしたらヤングケアラーかも
家族の世話や家事を、日常的に担っている子ども・若者がいます。こうした負担が大きくなると「学校に行けない」「勉強や自分の時間がとれない」など、子ども自身の生活に影響することがあります。「家族のためだから」と我慢していることもあるかもしれません。「ちょっと大変かも」と感じたら、一人で抱え込まず、早めに相談してください。
※ ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どものことです
必要なときはご相談ください
「虐待かも」と思ったら、迷わず「189(いちはやく)」 へ。189は、児童虐待についての相談や通告を、最寄りの児童相談所につなぐ全国共通の電話番号です。虐待を防ぎ、子どもと保護者を守るためには、周囲の「気づき」 がたいせつです。「気のせいかも」と思っても、まずは 相談してください。

こども家庭センター が子育てに関する悩みに対応します
子育ての「困った」「どうしよう」は、一人で抱えないでください。妊娠・出産か ら子育て、子どものことまで、さまざまな相談に応じています。市役所内の「市こども家庭センター」と、まちなか+内の「市こども家庭センターサテライト」では、保健師や家庭児童支援専門員などの専門職が相談をお受けします。「こんなことで相談していいの?」と思うことでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。
