令和6年度、妙高市のお金がどのように使われたのか、令和6年度普通会計の決算の概要についてお知らせします。
概要
令和6年度は、第3次妙高市総合計画の総仕上げの年であり、第4次総合計画につなぐ年として、誰もが住みたい、子育てしたい、働きたいと思えるまちづくりに取り組みました。
「こども家庭センター」の設置をはじめとした子育て世代への支援、さらには物価高騰対策支援などを実施し、普通会計の歳入決算額は241億6943万円、歳出決算額は228億9817万円となり、翌年度に繰り越しが必要な財源を差し引いた実質収支は8億6173万円の黒字となりました。
歳入の特徴
歳入総額 241億6943万円(前年比1.4%減)

歳入では、前年と比べ、市内法人の業績悪化による法人市民税の減少や固定資産税の評価替えにより市税収入が約3億円の減、地方交付税は約3億2千万円の増、ふるさと納税による妙高山麓ゆめ基金などへの寄附が増加し、寄附金が約4億4千万円の増となりました。構成比をみると、市税などの自主財源が38・1%、地方交付税や国県支出金などの依存財源が61・9%となりました
歳出の特徴
歳出総額 228億9817万円(前年比2.8%増)

歳出では、前年と比べ、定額減税補足給付金や和田にじいろこども園の乳児棟建設により民生費が5億6千万円の増、豪雪に伴う除排雪経費の増により土木費が約9億9千万円の増、新図書館複合施設整備事業や小学校大規模改修事業の実施により教育費が約3億4千万円の増、ふるさと納税の寄附額の増加に伴う手数料等の増や市債管理基金への積立の実施により総務費が約6億9千万円の増、妙高クリーンセンターの基幹改良工事の完了に伴い衛生費が約16億1千万円の減となりました。
基金(貯金)
市の貯金に当たるのが基金です。将来の出費に備え、必要な基金の積立て・運用を行っています。令和6年度末時点の基金残高は約5億7千万円増の約119億円となりました。
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市債(借金)
市の借金に当たるのが市債です。財源確保のため国や銀行からお金を借り、計画的な返済を実施した結果、令和6年度末の市債残高は約5億2千万円減の約166億4千万円となりました。

市有財産の状況
| 土地 | 1621万7802㎡ |
| 建物 | 23万5245㎡ |
| 有価証券 | 1億8475万円 |
| 出資金 | 17億4623万円 |
| 貸付金 | 3003万円 |
特別会計
| 会計 | 予算額 | 収入済額 | 支出済額 |
| 国民健康保険 | 32億4495万円 | 29億6985万円 | 29億275万円 |
| 後期高齢者医療 | 5億1970万円 | 4億9110万円 | 4億8389万円 |
| 介護保険 | 46億5357万円 | 44億7348万円 | 43億2243万円 |
| 杉野沢財産区 | 1110万円 | 1115万円 | 1037万円 |
公営企業会計
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財政状況の推移
主要な指標
実質公債費比率、勝利負担比率等の指標は早期健全化基準以下となっています。
早期健全化基準以上となった場合、早期健全化団体として財政健全化計画を策定し、議会の議決を経て速やかに公表する必要があります。
財政の弾力性を示す経常収支比率は、上昇傾向にあります。

| 早期健全化基準 | |||
| 実質赤字比率 | 連結実質赤字比率 | 実質公債費比率 | 将来負担比率 |
| 13.02 | 18.02 | 25.0 | 350.0 |
