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自然

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妙高市には、豊かな自然と、そこにはぐくまれた歴史や文化がたくさんあります。自然環境についてこの地域を七つのゾーンに分けてご紹介します。
大事な地域の財産を守るため、自宅や学校、職場の周りをもう一度見直し、この地域の環境をどうやって守っていかなければならないかを、いっしょに考えましょう。また、周りの自然をたいせつにし、環境保全活動に参加するなど、一人ひとりができることから取り組んでいきましょう。

自然

  • 新井の平野部…広大な水田地帯
    水田が広がる平野と背後にそびえる妙高連山は、人と自然が調和した新井頸南地域の象徴とも言える風景の一つです
  • よし八池~新井平丸…棚田地帯
    棚田は、日本の農村の原風景であり、多様な生き物の宝庫です。また、棚田には、雨水をためたり、地滑りを防ぐ効果もあります。しかし、地滑り地の険しい斜面に作られた棚田での作業はとてもたいへんなため、その面積は減少し続けています。たんぼの植物や水辺の生き物なども、今では絶滅の危機にあります
  • 関田山地…ブナ林などの森林地帯
    長野県境沿いにある黒倉山と斑尾山の間には、ブナ林など、まとまった面積の森林が広がっています。森は、わたしたちが楽しむ場だけでなく、雨水をためたり、きれいにする働きもあります。また、ツキノワグマなど大型の動物は、深い森がなければ生きていけません
  • 高床山周辺
    水田と宅地に囲まれ、ぽつんと島のように残った里山です。ギフチョウなどの希少な生きものや、タヌキ、野ウサギなどが住んでいる大事な所です。また、自然学習の場としても最適です。しかし、山野草がむやみに採られたり、ごみが不法投棄されるといった問題も起きています。身近な森だからこそ、守っていくためのしっかりとした取り組みが必要です
  • 大毛無山、重倉山、南葉山周辺
    この山に愛着を感じる人も多いでしょう。急斜面が多いので、あまり人の手が入っていないため、カモシカやツキノワグマなどの生息地でもあります
  • 妙高山麓の草原
    妙高山麓には、スキー場として利用される草地が広がっています。昔から茅ぶき屋根の材料などとして人が刈り取りをしていたため、草地として維持されてきました。そのため、全国的にも貴重な草原性チョウ類が生息しています
  • 妙高山周辺…国立公園の自然
    妙高山周辺の山々は、大部分が国立公園地域として保護され、珍しい生きものが住み、貴重な自然がたくさん残されています。関川や矢代川の水もすべてここから生まれています
  • その他(関川・矢代川)
    関川や矢代川をはじめ、この地域の川では水の汚れが問題でした。今はだいぶ水質もよくなってきましたが、ごみの投げ捨てが多いなどの問題が残っています

日本で一番季節の変化を実感することのできるまち

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妙高市の気候の特徴は冬の多雪です。これは、日本海側気候の影響によるもので、西高東低の典型的な冬型の気圧配置が天気図に現れる12月~2月、シベリアからやってきた冷たく乾燥した北西の季節風が、日本海上で湿気を吸い、帯状の雪雲に発達して日本列島を通過します。
その時最初にぶつかるのが「妙高山」や「火打山」「焼山」「大毛無山」などの頚城連峰です。
雪雲は、山に沿ってずんずんと吹き上げられ冷え込んで、この地に「白い妖精」を運んでくれるのです。

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