妙高市議会議長
佐藤栄一
今年の春は、記録的な早さでの桜の開花となりました。
4月より新年度がスタートしました。妙高市の令和5年度の一般会計予算は、前年度当初予算に比べ8%増の218億4千万円を計上して、新たな行政課題に取り組んでまいります。新年度における重点方針では、方針1に、市民が主役となるまちづくり、方針2に、人を育て人が起点になるまちづくり、方針3に、暮らしを支えるまちづくり、方針4に、個性あふれるまちづくり、方針5に、活力に満ちた躍進するまちづくりの5つを掲げております。議会としても、重点施策等各種事業をしっかりと検証して、妙高市民の安心と安全を追求してまいる所存です。
議会活動では、議会改革の推進と、開かれた議会づくりを目指して取り組んでまいりました。昨年度の新たな取り組みとして、昨年11月には地元の新井高校に出向き、高校生の皆さんとの意見交換の場として「出前講座」を開催することが出来ました。その意見の中で、新井駅周辺での居場所づくりを考えてほしいとの提案があり、早速に新井駅の駅長さんに相談させて頂き、駅構内の会議室を学生専用の自習室として設置してもらうことが実現しました。高校生の皆さんの命名で「STUDYオアシス」となり、高校生の皆さんが利用して下さっております。新井高校・新井駅・妙高市議会がしっかり連携が取れた結果として大変うれしく思っております。
さらに、新井中学校の生徒の皆さんを議場にお招きして「こども議会」を開催いたしました。質問する議員役に生徒さん、答弁する側は市長役に議長が、教育長役に副議長、答弁づくりは議員全員での対応をして、緊張感のある中身の濃い議会となりました。そこで頂いたいろいろな意見や提案は、一般質問など機会をみて執行部側に提案をしてまいりました。今後も継続してまいりたいと思っております。
議員定数に関しては、一昨年の9月に設置しました「妙高市議会議員の定数及び報酬に関する特別委員会」が11回の議論を重ねた結果の答申がまとまり、12月の定例会において現在の定数18人を2人減の16人とする議員発議による条例改正を可決しました。今年の8月の改選時から適用となります。今後は、議会運営委員会において、定例会の運営方法や委員会数の在り方について議論を重ねて、6月の定例会に条例提案をしてまいる予定です。
私の議長任期も余すところ4ケ月となりました。ここまでの間、たくさんのご意見やご提案を頂きながら、新しい議会づくりにも挑戦することができました。議会にはまだまだ課題が山積しておりますが、どんどん進化を追求していかなければなりません。妙高市議会が市民の皆様に目を向け、更に発展するよう努めてまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
2023.4