のどにものがつまったら、左の腕に子どもをうつぶせで頭を下向きにし、背中を強く 4~5回たたきます。 少し大きな子どもの場合は、両腕を子どもの体にまわし、こぶしをおへその上辺り に当て、上の方へすばやく押しつけます。 |
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POINT | 意識がない場合はこちら参照 |
POINT | 異物別応急手当対応表はこちら参照 |
意識がない場合
★ 気道確保 ★ | |
意識がないときは、のどの奥の筋肉が後ろに落ちて気道(空気の通り道)をふさぐ ので、まず仰向けにして頭を後ろにそらします。 それと同時にあごの先を持ちあげるようにすると、気道が開通します。 |
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★ 人工呼吸と心臓マッサージ ★ | |
まず子どもに顔を近づけたり、呼吸音や空気の流れを確かめます。 呼吸が停止していたり極端に弱くなっているときは、人工呼吸をします。 子どもの鼻をつかみ、口と口をつけて息を吹き込みます。 1分間に15回程度の速さで行います。 幼児は口と鼻を一緒におおい、強くなり過ぎないように息をふきこみます。 1分間に20回程度の速さで行います。 |
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POINT | 窒息した場合や意識がない時は、すみやかに応急手当を行い、すぐに救急車を呼びます。溺れた場合は気道確保からはじめましょう。 |
異物別応急手当対応表
異物別対応リスト | |
たばこ | 何も飲ませないで吐かせる。 吐きやすくするために少量であれば水や牛乳を飲ませてもよい。 |
大部分の医薬品等 | 水や牛乳を飲ませ吐かせる。 のどの奥を刺激し、すぐ吐かせる。 |
防虫剤類
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水を飲ませ吐かせる。 POINT 防虫剤等は油に溶けやすく、毒の吸収を早めるので牛乳は飲ませない |
揮発性物質
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何も飲ませない。 吐かせないで至急病院へ。 POINT 吐瀉物が気管に入り、肺炎等を起こす危険性があるので絶対に吐かせないこと |
強酸・強アルカリ
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牛乳・卵白を飲ませる。 吐かせないで至急病院へ。 POINT 食道等の粘膜を痛める危険性があるので、無理に吐かせないこと |
金属・ボタン電池 | 何も飲ませない。 吐かせないで病院へ。 医師に相談し、便の中にでてくるのを待つ。 POINT 電池は胃の中で溶ける事があるのですぐ医師に相談すること |