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池の平自然園「いもり池」

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この公園が作られたのは、ある偶然の出会いがきっかけである。農家の永高威雄(えいたかたけお)氏(1912~2010)がある日敷地内を散歩していると、絵を描きに来ていた1人の芸術家を見つけた。話をしているうちに、永高氏はこの芸術家が変わりゆく季節の風景を残そうとこの場所をたびたび訪れていることを知り、土地の所有者として自分にはこの美しい風景を残す責任があるとの指摘を受ける。その後も散歩を続けた永高氏は、芸術家のその言葉に大変感銘を受け、今さらのように周囲の自然の美しさに気付く。そして、自らの資産が持つかけがえのない価値を理解し、その土地を後世に残すため一般に開放することにした。こうして永高自然公園(えいたかしぜんこうえん)は1975年に開園したのである。2018年には、妙高(みょうこう)一帯で進んでいた開発事業から公園を守る目的で、この2ヘクタールの公園が永高氏の2人の息子から市に寄付された。

晴れた日には、近隣にあるいもり池の湖面に妙高山(みょうこうさん)(2,454 m)がくっきりと映し出される。いもり池は1927年に湿地帯から造られ、その面積は1万2,295平方メートルに及ぶ。モリアオガエルや、ミズチドリ(ラン科ツレサギソウ属の植物で、6月末から7月初めにかけて咲く)などの様々な植物の生息地となっている。

散策コース沿いにある石碑には、20世紀を代表する有名な歌人・作家・男女同権主義者である与謝野晶子(よさのあきこ)(1878~1942)が公園の美しさから着想を得て詠んだ歌が刻まれている。

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このウェブサイトは、観光庁の支援を受けて作成しました。

 

名称:池の平自然園(いもり池)
エリア:池の平
カテゴリー:自然
住所:〒949-2112 新潟県妙高市池の平
地図:GoogleMap

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