妙高市街地から南西約2キロに位置し、渋江川と十三川に挟まれた丘陵地帯を「松山」と呼んでいます。松山には、今でも野ウサギなどの野生動物が生息していて、フキノトウなどの山菜やアケビやクワ、クルミなどの木もあります。特にクルミは、時期になると県外からも取りに来る人が訪れるほどで、「実り多き市民の森」的存在として、多くの人から親しまれてきました。
■松山貯水池は、新井総合公園の東側に位置しています
■堤防の長さ 約854メートル
■総貯水量 255,000立法メートル
松山貯水池と松山水辺ふれあい公園
松山は、妙高市街地から南西に位置し、渋江川と十三川に挟まれた丘陵地帯です。そこに渇水期の農業用水を確保するための農業用貯水池「松山貯水池」が平成11年度に建設されました。更に貯水池の建設で失った自然環境の復元に合わせ、周辺を市民の憩いの場にしようと平成14年3月、「松山水辺ふれあい公園」が整備されました。公園内には、広い駐車場やバーベキューができる所、東屋などがあり、無料で使うことができます。
なお、公園内の施設(管理棟、テラス、かまどなど)を占用して使用する場合は、申請書による申し込みが必要です。
FAXまたはEメールでの申請書の提出も可能です。
■申し込み先
妙高市役所 農林課 農地林政係
FAX:0255-73-8206
Eメール:norin@city.myoko.niigata.jp
公園内では、みんなが安全で快適に利用できるように次のことが禁止されています
- 施設及び設備を汚したり、損傷すること
- 指定場所以外で火気を使用すること
- 公園内の竹林の伐採及び植物を採取すること
- 指定された場所(駐車場)以外に自動車を乗り入れ、または、止めておくこと
- 上記以外に公の秩序や風俗を乱したり、他人に迷惑をかけることや、公園の使用、管理面で支障があると認められること
松山遺跡
松山の北西側は、穏やかな丘陵地になっていて、昔から畑作地として耕作されてきました。畑を耕すたび、多量の遺物が出土していたので、古くから広い範囲で遺跡の存在が知られていました。
平成元年には、本格的な調査が行われ、竪穴住居跡や土坑、炉、土器や土製品(人の顔を形どったもの)、石器(ペンダントや石皿)、投網に付けたと思われる石などが発見され、市内で最大規模の縄文時代中~後期の集落跡であることが分かりました。
松山に集落跡があった理由として、クルミやクリなどの食用になる木の実が豊富だったこと、日当たりが良好だったこと、野生動物が生息していること、松山の南北に川が流れていて、川魚や飲み水の確保が容易だったこと、丘陵地だったので、水はけが良かったことなどが考えられます。縄文時代の松山は、まさに「一等地」だったのかもしれません。
関連ファイル
- 妙高市松山水辺ふれあい公園使用許可申請書 (PDF 58.1KB)
- 妙高市松山水辺ふれあい公園使用許可申請書(ワード形式) (DOC 28.5KB)