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消化器疾患診療ネットワーク講座(寄附講座)を設置

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~妙高市の健康寿命延伸に貢献~

「消化器疾患診療ネットワーク講座(寄附講座)」を設置

 

 平成31年3月27日に、妙高市と国立大学法人新潟大学は、同大学医学部内に「消化器疾患診療ネットワーク講座(寄附講座…※1参照)」を3年間、設置する協定を締結しました。
 講座設置に伴い、新潟県厚生農業協同組合連合会「けいなん総合病院」に、消化器内科の医師が派遣されるほか、同病院と診療所、病院などとの診療ネットワーク体制が構築され、同病院の診療体制が充実します。
 また、寄附講座の派遣医師は、病院での勤務のほか、妙高市の健康増進のため大腸がんや胃がんなどの消化器系疾患の予防事業に関する研究・立案・啓発などに取り組みます。

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寄附講座の設置期間

3年間(2019年4月1日~2022年3月31日)

病院の診療体制の充実

平成31年4月から、厚生連けいなん総合病院に消化器内科の医師が増員(令和3年度は新潟大学から特任准教授と特任助教2名の3名が派遣)され、これまでより多くの内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)にも対応できるようになりました。

健診申込みについては、直接、厚生連けいなん総合病院(電話72‐3161)にお問い合わせください。

寄附講座における研究内容・教育内容

1)妙高市の各種健(検)診受診者を対象にした、消化器系がんと生活習慣病関連消化器疾患等の実態調査と予防事業に関する研究・立案・啓発

2)消化器疾患等の患者支援のために信頼できるネットワークの推進

  (1)市内診療所等から、厚生連けいなん総合病院への診療ネットワークの構築

  (2)県立中央病院、厚生連上越総合病院との円滑な診療ネットワークの構築

  (3)医療ICT(※2参照)などのネットワーク構築の検証

3)サルコペニア(※3参照)有病率の実態調査と科学的根拠にもとづく筋力トレーニングの効果的対策の立案

4)コホート研究(※4参照)により検証された、最適な食事形態のあり方と機能性食品が疾病予防や健康寿命延伸に寄与する科学的根拠の証明

5)上記をリソース(資源)とした講座における、データ解析・臨床研究を通じた消化器系がんとその原因となる生活習慣病関連消化器疾患等に関する疾病予防プログラムの立案、臨床実習など、学部学生並びに大学院生に対する教育

用語解説

※1…寄附講座とは、民間企業や行政など外部機関からの寄附を資金にして、大学内に新たな講座を設置し、研究・教育に取り組む活動のことです。

※2…医療ICTとは、情報通信技術を用いることにより、医師同士や医療従事者との情報共有を迅速かつ効率的に行うほか、遠隔診療(オンライン診療)など直接対面せずに医療を受けられる環境の整備などを言います。

※3…サルコペニアとは、加齢や疾患により筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下することを言います。

※4…コホート研究とは、現時点(または過去のある時点)で研究対象とする病気にかかっていない人を大勢集め、将来にわたって長期間観察し追跡を続けることで、特定の要因の有無が、病気の発生や予防に関係しているか調査することを言います。 

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