登山の前に・・必要な体力と技術・能力を確認
新潟県が登山者自身の力量にあった登山ルート選びの参考とするため、登山ルート別に、必要な体力と技術・能力をそれぞれ評価し、縦軸が体力度、横軸が技術的難易度の一覧表「新潟 山のグレーディング」を作成しました。登山の前の参考にご覧ください。 →「新潟 山のグレーディング」(新潟県HP)
登山届を出しましょう
入山前に登山届や登山者カードを記入して、登山道入り口に設置された登山届投函箱や最寄りの警察署、交番または駐在所に提出してください。また、家族や身近な人にも連絡をしておきましょう。
妙高山系への登山届は、次の方法で提出をしていただくことができます。
登山届で収集する皆様の情報は、入山管理や遭難救助活動に必要なものであり、目的外の使用はいたしません。
1.「登山ポスト」で登山届
燕温泉、笹ヶ峰、妙高高原スカイケーブル乗り口、関山駅、妙高高原駅に登山届ポストが設置されており、その場で登山届に記入し、提出することができます。
写真 | 説明 |
---|---|
燕温泉登山口(妙高山登山口) 妙高山に登山される方や、燕温泉で宿泊して登山される方はこちらの利用が便利です。 |
|
笹ヶ峰登山口(火打山登山口) 火打山に登山される方や、笹ヶ峰キャンプ場で宿泊して登山される方はこちらの利用が便利です。 |
|
妙高高原スカイケーブル乗り場 赤倉登山道(赤倉前山線)から妙高山頂方面に登山される方はこちらの利用が便利です。 |
|
関山駅 鉄道で関山駅を利用される方はこちらが便利です。 |
※なお、冬期間は積雪により撤去する場合があります。
2.「郵送またはFAX」で登山届
関連ファイルから登山届の用紙を印刷し記入してください。
郵送またはファクシミリでの提出も受け付けます。
妙高警察署(地域課) ※代表の電話番号ですので、交換手に地域課へ送信したい旨を申しつけてください) |
妙高山火打山周辺登山情報
妙高山妙高山(みょうこうさん)は、標高2,454m、日本百名山の一つで、複式火山で大きな岩が点在する山頂からは眼下に野尻湖をはじめ、360度の景観が広がります。別名「須弥山(しゅみせん)」と呼ばれますが、これは「仏教世界の中心にそびえ立つ高い山」の意味で、「越後富士」とも呼ばれ、全国各地から愛好家の方などが来訪され登山を楽しまれています。 |
|
火打山火打山(ひうちやま)は、日本百名山の一つで高谷池湿原のハクサンコザクラに代表される高山植物の宝庫。アルプス以外では見られなくなったライチョウにも出会える美しい山です。標高2,462mの山頂からは北アルプスをはじめ日本海に浮かぶ佐渡島、遠く南アルプスや富士山まで見渡すことができます。 ■現在の高谷池湿原の映像(ライブカメラ) |
|
焼山焼山(やけやま)は、標高2,400mで現在も活動が続いている活火山です。焼山への登山道はありませんので、入山される方は十分注意してください。 |
登山上の注意
妙高山系の山々は、いったん天候が崩れると、夏でも雪やみぞれが降ることもあり、場合によっては標高3,000メートル級に匹敵する厳しい山となります。
初めての方はもちろん、経験豊富な方も、次のことを守って安全な登山に心がけましょう。
ご注意ください
山岳遭難が多発しています
スケジュールやコース
- 地図やガイドブック等により、コースの難易度や歩く距離・時間を十分調べて、技術・体力に応じて、無理のない余裕のある登山計画を立てましょう。
- 出発前に天気図や天気予報を確認しましょう。また、山の情報を入手して悪天が予想されるときには、日程を変更したり、時には中止する決断が必要です。
装備
- 地図とコンパス、救急用のテープや医薬品類、さらに行動食、非常食(高カロリー食品など)を必ず携行しましょう。
- 季節や山域、日程、天候に関わりなく、雨具、懐中電灯(ヘッドランプ)、水筒、簡易テント(ツェルト※ビバーク用)を必ず携帯しましょう。
- 万が一の事故、遭難時の通信手段として携帯電話または無線機(予備電池を含む)を携行しましょう。携帯電話は、通信手段としては有効ですが、妙高山系では通話エリアが限定的な範囲に限られているため注意してください。
- 衣類は、吸湿性、速乾性に優れたものを着用しましょう。
行動
- 登山中は、こまめに水分や食料をとり、熱中症に注意しましょう。
- 低温時・休憩時は早めに着替えるなど、低体温症に注意しましょう。
その他
- 状況に応じて引き返す勇気も必要です。天候の急変、道迷い、体調不良などの場合は、ためらわず早めに引き返しましょう。
- 睡眠不足などのないよう、十分体調を整えて入山しましょう。 少しでも体に変調を覚えたら、コースを変更したり、中止するようにしましょう。
- 登山では予測のつかない事態に遭遇することもあるため、各自が「セルフ・コントロール、セルフ・ディフェンス」(自己責任)を実践しましょう。
- また、必要に応じて「救助、捜索」費用を補償する保険に加入しましょう。