移住・定住ホームお知らせふるさとワーキングホリデー実施の様子(令和4年度12月)

ふるさとワーキングホリデー実施の様子(令和4年度12月)

アスパラ菜の選別作業

令和4年12月15日~28日までの2週間、西薗玲奈(にしぞのれいな)さんがふるさとワーキングホリデーに参加しました。

西薗さんは福岡県出身。前職では建築設計職に従事しており、次の職場までの間何かできないかと探していたところ、妙高市のふるさとワーキングホリデーの募集記事を目にしたそうです。

小さい頃から食に興味があり、農業・地域について学びたいという思いがあったこと、そして将来的に二拠点生活をし地域に根ざした活動をしたいという思いから、今回応募してくれました。

 

受け入れ先は斐太地区で農業を営む「株式会社 米ファーム斐太」。アスパラ菜の収穫や出荷作業を経験させていただきました。

会社概要や仕事内容の説明の様子

初日は代表の阿部剛様から、会社の概要や仕事内容についてオリエンテーションを受けました。

株式会社 米ファーム斐太では、冬期間はビニールハウスで育てているアスパラ菜の収穫が主な作業。

職員の皆さんに教えてもらいながら、収穫、選別、パッキング、お店への出荷作業など、農作物がどのようにしてお店に並ぶのか一連の作業を経験させていただきました。

アスパラ菜のパッキングの様子

 

参加者からのコメント(西薗玲奈)

ふるさとワーキングホリデーの参加者

2022年12月15日から12月28日までの2週間お世話になりました。 初めて訪れる妙高市での生活に不安と期待を抱えておりましたが、優しく歓迎してくださり、安心して毎日を過ごすことができました。

仕事の面

ビニールハウスで栽培されているアスパラ菜の収穫・出荷までの一連の作業・直売所への出荷のお手伝いをさせていただきました。

また冬の時期ということでお米の栽培に関わることはできなかったのですが、育苗施設の案内や農業機械に乗せていただいたり、栽培の基礎知識を教えていただきました。

アスパラ菜の収穫

 

出荷するアスパラ菜

特に休憩時間での、農作物・農業のこと、地域のこと、雪国での暮らしのお話はとても興味深く、印象に残っております。 店頭で販売されるものの裏側を知る体験ができて勉強になりました。また実際に作業する中で、こんなにも手間がかかることを知り、農業の大変さを改めて実感しました。

農業を体験するのは初めてでしたが、職員の皆様にたくさん優しいお声がけをいただき、楽しく作業することができました。

日々の生活の面

滞在先は農家民宿またはビジネスホテルを候補に出していただいたのですが、地域の方とできるだけ深く交流ができることを希望して、民宿を選択させていただきました。 また今回、イレギュラーで、古民家民宿と、農家民宿の2か所でお世話になりました。

古民家民宿では、薪をくべて檜風呂に入ったりと古民家暮らしを体験することができました。また休日には近所の方と、杵で餅つきをしたり、おうちで栽培されている大豆で自家製きな粉をつくったりと、機械に頼らず、手仕事でする体験はとても楽しかったです。

休みの日は宿のホストと餅つき

自家製きな粉作り

農家民宿では地域でとれた食材を使った郷土料理やお酒を出していただき、食事を通して妙高を感じることができました。 また休日には、滞在先の方などで経営されている古民家カフェのお手伝いをさせていただき、そこで地域の方々と交流したり、実際に妙高市に移住されている方や、地元の方と食卓を囲んだりと、滞在先、市役所の方々には、私の希望であった地域の方と交流できる機会をたくさん設けていただきました。

どちらの滞在先でも日常では体験することができない沢山の学びがあり、プライベートも充実した日々を送ることが出来ました。

農家民宿の方と

感想

このワーキングホリデーに参加して一番よかったと感じられたことは、またお会いしたいと思える素敵な方々と出会え、ずっと大切にしたい繋がりができたことだと感じています。

初めて親族以外のお宅に長期間お邪魔し、日々生活を共にし、暮らしぶりに触れたことで、私の中で大切にしていきたいと思える新しい価値観を発見することができました。

また普段の仕事とは全く違う、一生携わることのできないような農業の世界を経験できたことは、私の今後の人生の価値観や視野が大きく広がったと感じております。

交流会の様子

最後に、市役所の皆さん、滞在先の皆さん、米ファーム斐太の皆さん、優しく受け入れてくださいまして本当にありがとうございました。妙高市は初めて訪れた土地でしたが、とても魅力溢れるところで大好きな土地のひとつになりました。

ふるさとワーキングホリデーを終えた今は、お世話になった方々に深く感謝するとともに、将来的に、妙高市のために何かできることはないかという気持ちを持っています。

 

※令和4年度の募集は終了しました。

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