Profile
磯谷 優(いそがい ゆう)
出身:大阪府
年齢:20代
学校:国際自然環境アウトドア専門学校山岳プロ学科
移住年:2017年
趣味:渓流釣り、スキー
高校卒業後、国際自然環境アウトドア専門学校(i-nac)に入学した磯谷さん。妙高の豊かな自然を活用した授業・活動を日々経験することで、妙高市民より妙高が好きになったそうです。その理由とは。そして、就職も決まった今、改めて思うこととは。
妙高で始めた趣味。地元の人たちとは物々交換!?
【記者】まずは、妙高に来ることになったきっかけを教えてください。
【磯谷】妙高については正直、まったく知らなかったんです。高校性の時にニュージーランドへ2年間留学して、そこでアウトドアに目覚めました。帰国後、アウトドアを学べる学校を探してi-nacに入学しました。
【記者】アウトドアに目覚めたきっかけを詳しく教えてください。
【磯谷】元々英語の勉強のために留学しました。大きなきっかけは3泊4日でシーカヤックに乗って島を渡ったことです。夜のキャンプファイアーを囲んで友達とアウトドアの話をしていて、自然に携わった仕事をしていきたいと思いました。
▲エイベル・タスマン国立公園(ニュージーランド)でシーカヤック
▲シーカヤックを共にした友達との一枚
【記者】なるほど、留学先での影響が妙高を選んでくれるきっかけだったんですね。それでは、現在の学業について教えてください。
【磯谷】山岳プロ学科という学科の3年目最終学年で卒業後に登山ガイドの資格取得予定です。学科では高山植物を学んだり、沢登り、バックカントリースキーなど幅広い登山分野を経験しながら、ガイドを目指す勉強をしています。今は出会う仲間と乗り越えていく日々に充実しています。学校の授業がきっかけで、渓流釣りやスキーにハマってしまいました。
▲過酷な沢登りでは友達の声援が力に!
▲火打山を目指してバックカントリー
【記者】渓流釣りにはまるなんて珍しいですね。
【磯谷】のめり込んだのも学校の友達がきっかけでした。マイ竿もあるし、毛鉤も自作しています。その友達と渓流釣りに行くと、多いときは1日でイワナ20匹ほど釣れます。食べきれないときは、いつも野菜をくれる近所の人に「イワナの焼きがらし(燻製)」をプレゼントしました。大阪では考えられませんでした。魚や野菜は自分で買うものであって、あげたり貰ったりすることはなかったです。
【記者】自宅で野菜を作っている人が多いので、 たくさん採れたときは、近所の人におすそ分けする習慣がありますよ。
▲自身しか知らない穴場で渓流釣り
▲日ごろお世話になっている近所の方へイワナの焼きがらしをおすそ分け
いろんな人に伝えたい!妙高の人も気付いていない?妙高の魅力!
【記者】妙高市の好きなところや魅力に感じることを教えてください。
【磯谷】高床山にあるブナ林の群生は本当に素晴らしいです。町から近いところで、あれだけのブナ林が綺麗に保たれているのは、珍しいことだと思います。妙高の人もまだ気づけていない部分だと思います。この素晴らしい自然を伝えられるガイドになりたいと思いました。
【記者】磯谷さんならいいガイドになりそうですね。
【磯谷】将来的には経験を積んで外国人向けの登山ガイド・渓流ガイド・バックカントリースキーガイドをやってみたいと思っているんです。
【記者】妙高高原では特に冬季の外国人観光客がとても多くなっていますからね。
【磯谷】そうなんです。でも、冬だけでなく私は妙高の四季を楽しんでいるので、季節ごとの楽しみ方を伝えることも大事だと思います。そうすることで、今は冬だけのお客さんだったのが通年で妙高の良さを知ってくれて、もっと増えるはずです。そういうことが夢なので諦めないで行こうと思います。
【記者】ぜひ、夢が実現できるように頑張って下さい。そういったことが大事だと思ったきっかけはありますか?
【磯谷】そうですね。地元大阪の友達を妙高に連れてきたときです。
【記者】どうでした。
【磯谷】意外と馴染んでくれましたよ。その時思ったことは都会の人は自然というのは一面的にしかみれないと。やっぱり、1週間くらい滞在して触れないと良さはわからないと思いました。そして、地元の方と都会の方は感じるところが若干違うなーっと感じましたよ。
【記者】最後にこれから移住を考えている方へメッセージをお願いいたします。
【磯谷】車が無ければ不便で仕方ないし、逆に車があるからこそ今妙高をこれだけ好きになれて、充実した毎日を過ごしています。妙高は何もないところではなく、自然が雄大に広がっていて生活に困らない程度のスーパーやコンビニが揃っています。海、山の両方にアクセスが良いので四季を通じたアウトドア活動がし放題の場所だと思います。農作物も自分で作ることができて、大地の恵みを豊富に得られる土地でもあるので本当にそういった生活を求めるなら素晴らしい土地だと思うので妙高に来てみてください。
これからi-nacに入ってくる人たちには、積極的に自然に関わってもらいたいと思います。
渓流釣りで言えば、場所を調べて、見に行ったことで、自分のフィールドが広がりました。自分の手で開拓していける人にとって、これほど魅力的で可能性のあるフィールドは無いと思います。
自分だけのお気に入りスポットを、宝探しのように見つけていける楽しみがあります。
▲ここは磯谷さんにとってワクワクが止まらないフィールド