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UIターン者の声

妙高は自分にとって理想的な場所

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Profile

 野村 陽香(のむら はるか)さん

 出身:静岡県

 年齢:30代

 勤務先:アイリスト・ネイリスト

 経歴:ネイリスト

 移住年:2016年

 趣味:スノーボード

 

海外で仕事をしていた経験のある野村さん。

日本でも英語が話せるところ、そして、子どもを育てやすい環境を探してたどり着いた妙高。

その魅力は何かを伺いました。

 

英語が話せる街 妙高

 

【記者】野村さんの移住したきっかけを教えてください。

 

【野村】元々、海外に住みたいと思っていて、高校の時に留学をしたことがあるんです。今の旦那とは横浜で知り合い、一緒にオーストラリアに4年位移住しました。日本でネイルの資格を取って仕事をしていたので、オーストラリアでもネイリストの仕事をしていました。その後、オーストラリアから帰ってきて、「どこに住もうか」と、言ったときに、とりあえず横浜に住んでいました。でも将来的に子どもを育てることを考えたとき、ここじゃない。じゃあどこ?と、なったんです。

私個人としては、住むところでボードができたら良いと思っていました。それに、英語環境を忘れたくないというのがあったので、『日本に居ながら英語を話せる場所』を探しながら移り住む場所を考えていました。その中で探していたら、妙高市の妙高高原地域は外国人が多く来ていて英語を話すチャンスもある。そして、将来、子どもが産まれた時も良い環境だな。と、思ってここに決めたんです。

 

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【記者】 特に妙高高原地域は観光客が多いですもんね。実際に住んでみて不満はなかったですか。

 

【野村】不満はそんなになかったですね。雪も別に嫌と言うわけではなかったです。除雪は旦那がやってくれていますしね。家の敷地が広いので、雪を捨てる場所に困らないのが良いですね。特に、不満だった点は・・・無い、ですかね。

 

【記者】逆に来て良かった点はありますか。思っていた通りでしたか。

 

【野村】そうですね。妙高に来る前に妊娠が発覚して、引っ越して半年後くらいに出産したんです。「いつか子どもが出来たらこういうところに住みたいな」と、思っていたので、まさに理想的!と言った感じでした。それに、すごく嬉しかったのが、周りの人が生まれた子どもを自分の孫みたいに可愛がってくれるんです。

 

【記者】近所の人たちが・・・ですか!?

 

【野村】そうそう、地域の人、近くの人たちはみんなすごく優しいんです。お野菜とかくれるんです。田舎ならではですよね。近所の人との交流というのは温かみを感じるし、理想的というか予想以上でした。不便なことと言えば、車がないとどこへも行けないし、どこか行くにしても少し時間がかかるということですかね。

 

【記者】買い物で不便に思うことはありますか。

 

【野村】うーん、でも買い物と言ってもコンビニはあるしスーパーあるし。どうしても必要なものが無いとかというのは特に感じないですね。しいて言えば静岡に居たときに時間つぶしでしていたウインドショッピングが出来なくなったことくらいですかね。

 

【記者】今、仕事はなにをされているんですか。

 

【野村】まつ毛エクステとネイルをメインにやっていて、たまに旦那が経営をしている珈琲屋を手伝っています。ただ、まつ毛エクステとネイルはがっつり仕事をやるといったスタンスではないので、特に宣伝はしていません。口コミや友達の紹介でちょっとずつ増える感じが良いと思っています。

 

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移住者はエネルギッシュ

 

【記者】移住してきて知り合いは増えましたか。

 

【野村】子どもが出来てからは、ママ友は増えましたね。ボードの友達や外国の友達と仲良かったりすると、どんどん繋がってきますね。すぐ隣は長野で、野尻湖に国際村と呼ばれる外国人がいっぱい住んでいる所があるんです。そこの人達との繋がりも増えました。

 

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【記者】 素敵ですね。外国人の友達と話していて、妙高市への要望等の話は出ますか。

 

【野村】是非、妙高にインターナショナルスクールを作ってほしいと思っています。私は、市役所の生涯学習課がやっている「こども子育て会議」や「市民の心委員会」というのに参加していて、そういった場面でインターナショナルスクールを作ってほしいと提案しています。インターナショナルスクールというのは、都内にはよくあるけれど、地方にはまだまだ少ない。そして都内だと授業料が高い。妙高にはすでに英語を話せる環境があるのに、すごくもったいないと思うんです。学校を作れば学生が集まるじゃないですか。しかも子どもが通うとすれば親がついてくる。そうすると必然的に移住者が増える。こんないい事はないと思っています。

 

【記者】行政の反応はどうですか。

 

【野村】そうですね。無視する感じではなく、「いいんじゃない」と、いった感じで受け止めてくれました。やりたいという気持ちの外国人が結構居るので、その人たちと市が上手く繋がればいいなと思っています。もし、何か妙高市と外国人でやり取りをする際、通訳まではいかなくても、私も何か協力できることがあればやりたいと思っています。

 

【記者】素敵ですね。すごくパワーを感じます。

 

【野村】ありがとうございます。移住者ってエネルギーがあるからどんどんやろう!はやくやろう!という感じがあるんだと思います。

 

【記者】話をしていて・・・魅力的な人たちが妙高高原に多い気がします。

 

【野村】そうなんです。すごくやる気がある人たちが集まっているんです。その人たちが力を合わせれば結構いろんなことができると思うんです。観光だけじゃなくて、移住につながると思うんですよね。

 

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「お金」ではなく「心の余裕」

 

【記者】色んなお話、ありがとうございます。最後に移住を考えている人たちにアドバイスはありますか。

 

【野村】「仕事が無い」と、言う人がよくいるけれど、「仕事に関しては職を選ばなければ何でもあるよ!」と、いつも言っています。季節労働者は多いので、夏はコレ、冬はコレという人は多いし、それを楽しんでやっている人も多い。

例えば、リゾートホテルとか年間通してやっているところもあるので、そういうところで就職するのも出来ると思います。市街地まで出て働いている人もいますし。ただ、移住するなら移住するなりの覚悟として、今までの生活、例えば給料だったりとかと比べない事だと思います。下がる可能性はあるけど、その分、心に余裕ができます。

それに、お金を使うところが変わってくると思うんですよ。例えば、こっちに居ればガソリンや灯油代など、水道光熱費が上がってくる。でも、娯楽施設が無いから、無駄な出費が無くなったりするし、お野菜はもらったりすれば食費が浮きますしね。土地はいっぱいあるから畑を自分でやれば自給自足が出来ると思います。

時間に余裕ができると気持ちに余裕ができる。通勤ラッシュや残業やって必死に働いて・・・みたいな、仕事!仕事!よりかは、もうちょっとプライベートを楽しめる時間が作れると思うんです。特に、うちは家族と一緒に居る時間が増えました。これってすごく大事なことだと思うんです。移住を考えている人たちの参考になればと思います。

 

【記者】野村さんみたいなパワフルな人がいると、きっと移住者の方は心強いと思います!ありがとうございました。

 

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