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【活動団体紹介:関山宝蔵院御膳研究会】

 

関山宝蔵院御膳研究会

 

■関山宝蔵院について

 宝蔵院の跡地は、関山神社の南側に位置し、神社の行事や社殿の管理などを徳川将軍家から任せられていた寺院です。

 石高百石の耕地と妙高五山を御朱印地としていただき、妙高山麓一帯を治めていました。しかし、明治の神仏分離政策により廃寺になりましたが、跡地に残る庭園は素晴らしく、令和2年に修復工事が完了し、昔の姿を取り戻しました。

 国の名勝に指定され、日本庭園100選にも新潟県で唯一選ばれています。

 

~江戸時代から伝わる宝蔵院日記~

正徳2年(1712)から156年に渡って書かれた宝蔵院日記は、98冊の膨大な量と質の高さが見られました。この日記をわかりやすく紹介したのが「宝蔵院日記の風景」で、この中の「宝蔵院で食された食の文化」を参考に、関山地区の11名が集まり平成30年に関山宝蔵院御膳研究会が発足しました!日記に記されている年中行事に振舞われている御膳を再現し、レシピを作ることを目的に出発しました☆彡

 

 

 

関山宝蔵院御膳研究会の活動がスタート!(^^)!

令和元年から3年間「妙高市地域の元気づくり活動助成事業」を活用し、活動を開始しました!

月に一度のペースで調理、実食、反省会を繰り返し、その他にも宝蔵院日記の勉強会、専門家を招いての講習会等も行いました。お客様を招いての実食会を12回行いました。

     

令和4年3月にレシピ集「関山宝蔵院の食の歳時記」が完成!!

年中行事の中から6つの御膳を選んで仕立てました。


その中の1つ!火祭り御膳を紹介(^^♪

 

☆妙高小学校の子どもたちとの関わり

令和5年2月に妙高小学校6年生25名をお迎えし、初午御膳を振る舞いました。宝蔵院日記に記された献立を忠実に再現しました。

子どもたちは、「美味しい」とたくさんお代わりをしてくれて、アンケートの中には「やさしい味でした」と書かれていました。会を発足した時から、子どもたちに地域の食文化を伝えていきたいと考えていました。子どもたちの喜ぶ姿を見て、苦労もたくさんあったけれど、私たちがやってきたことは間違いではなかったと心から思うことができました。この振る舞いの様子はJCVのニュースでも放映されました(*^^*)

 

次の目標は、~食の文化を通じて地域に貢献していくこと~

平成30年に関山神社再建200年事業を行い、令和2年には宝蔵院の庭園が完成。令和4年には、善光寺の御開帳に合わせて関山神社も御開帳を行いました。年々観光客も増えてきていますので、将来は、来られたお客様に宝蔵院御膳を振舞っていきたいと考えています。会を続けていくためには後継者も必要です。興味のある方がいましたら、ぜひ仲間になってください!お待ちしています☆彡

 宝蔵院で供された食の文化を通じ、これからも地域の魅力をたくさんのかたに伝えていきます(^^♪